人気ブログランキング | 話題のタグを見る

「てきとー内科」の魅力

「ほんまかいな」というような診断。
「そんなんアリ?」という程の患者優遇。

いくらなんでもいちおう「病院」だからそう、めちゃくちゃな事はしないだろうから
冒頭の一言は撤回&謝罪するべきだろうけど・・・(>_<)

でも、「てきとー内科」とはそんなところなんです。
とにかく「今」なんとかして・・・という時に行くべきなのです。
そして、有無を言わせず「点滴いっちょう」というべきなのです。
看護婦さんには思いっきり甘えるべきなのです。
特に院長先生がいらっしゃる時には家族のグチまでいうべきなのです。

私周辺は病院に恵まれています。
よりどりみどり。 でも、「あそこは完全予約」「ここは待ち時間が辛い」「あれは先生が事務的」・・・と、結局 長年下町に根を生やした「てきとー内科」を選びます。
ここを訪れる患者はおそらく皆、同じ理由だろうと思います。
そして、点滴ルームはまるで社交場。
コーヒーの代わりに点滴一袋。「点滴オーダー票」に○するだけでいつでもオッケー。
「あ、おはよ。 今朝はえらいはやいね」
「そや。気分ええから洗濯早く済ませてはよ来たねん。」
・・・てなモンです。
めったに来ない私でさえも、おしゃべりするパワーは無くてもちゃんと
「ねえちゃん、しんどいやろうにオバチャン等がうるさくてすまんねえ」といつの間にかメンバーの中に入れられて、ただ横になってにやにやしていれば可愛がってもらえるのです。

地元では飛ぶ鳥を落とす勢いの土地回収、新築増設、老人医療の増大により、「株式会社てきとー内科」とまで囁かれるやり手院長。
それなのになぜか暖かい。 お笑いの板尾のような顔をして、BMWをくるくると乗りまわす院長に道行く老人はみな「よっ!忙しそうやな!儲かってんな!」と声をかけるそうな。 院長はきっと、「ぼちぼちでんな」と答えるのだろう。


「てきとー内科」の魅力_c0067118_11204164.jpg
久しぶりに本を買いました。
「光」 北野武
北野武、魅力的な人です。自叙伝はもともとあまり好きではありませんが、この方の事を少し知りたくなりました。
まだ、たくさん読むと吐き気がするのでぽつりぽつりと味わって時間をかけて読もうと思っています。


「てきとー内科」の魅力_c0067118_11244982.jpgそろそろ作業に入らなければヤバいです。 ホントは寝てる場合じゃありません。 この状態をどう切り抜けるか・・・これまた見所。 事実は小説よりも奇なり。 作品の展開に乞うご期待。 
by MUSUCARI | 2005-11-08 11:29 | コーヒーのお供
<< 冷える朝はこんな風に。 「てきとー内科」の日々。 一般... >>