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手作りケーキと草木染め

さてさて 今日はその、草木染めについてです。

「身の周りの物なんでも染めに使えるのよ~♪」とおっしゃる徳力先生。
今回は 誰もが知ってる「ヨモギ」で染めていただく事にしました。

下処理から始まって 材料の葉を炊き 濾し・・・・望みの色に定着させるための媒染め・・・しかも その都度 温度調整。
思った以上の工程数と繊細さに 驚きました。

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こんな寸胴鍋3個がフル回転でした。








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これは「黒竹」という種類の竹の葉っぱだそうです。
グツグツと煮出しているところ。
葉っぱの量も予想以上にたくさん使います。
染めに使う葉っぱは工房の裏山や近所の川から切り出して来られます。





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ヨモギを煮出した染め液です。
素材によって適温というものがあるそうです。
適温まで冷めるのをのんびり待つのもとても大事な時間です。







その後液に生地を浸してまた待つ。
そして 好みの色合いに定着させるために「媒染処理」をします。
染まった生地を半分に切って 二種類の色合いに「媒染」をお願いしました。
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一番左が染める前。帆布です。
真ん中と右はどちらも「ヨモギ」で染めた物。不思議。 「媒染剤」によってこんな違いが出るんです。
あまりにも綺麗な色、使うのがもったいなくってー・・・。ああ、どうしよう・・・。
右のモワモワは「姫路 クラフト・アート フェア」でみつけた綿。の漂白済みのもの(写真右)です。 ふんわり具合にぴったりの淡~い緑が出ました。思わずほおばりたくなる・・・(^^ゞ

先生は 原毛を染め、紡いだ毛糸で編み物をなさいます。
これこそ 「自然と共に」という事だと思いました。
作品に込められた愛情は 即ち 素材や身の周りのあらゆる物に対する想い・・・。
手作りのあり方を考えさせていただいた二日間でした。


     
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ケーキにつられたぼんも同行していた昨日、「空いた時間に 好きな物を描いて遊ぼうね」とリュックに詰めて行った道具で あらら、こんな物を描いておりました。






いよいよケーキ♪
先生のお嬢さんのお友達「すずちゃん」は只今お菓子作りの勉強中なんだそうです。
先生の所で出来たメロンを使っていろんなお菓子や飲み物が・・・
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その中のひとつ、「メロンタルト」です。
甘すぎず、爽やかな タルト、とっても美味しかったです~。
いつかすずちゃんの夢が叶って可愛いケーキやさんが出来るといいなあ。

すずちゃんの通うお菓子の教室「プロフーズ」の師匠のお菓子は神戸元町 海岸通りにある「ガレット」で味わえるそうですよ。
一度行ってみなくちゃ♪
by MUSUCARI | 2006-07-16 21:17 | お散歩
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